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飲精魔 ボア
【SF 官能小説】

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飲精魔 ボア-5

「っくうううう!」

ボアが激しく体を震わせる。あまりに美しく悩ましいボアの痴態に射精感が爆発する。俺は、必死に射精を耐えてボアを突き上げた。1度、2度、3度、しかし、それが限界だった。俺は、またもや僅かなボアとのセックスで、ボアの喉に精を吹き上げずにいられなかった。ボアの舌が俺の亀頭に絡みつく。体が壊れそうになるほどのボアの強烈なフェラチオの中で、俺は意識を飛ばしていた。

それからは、時間さえ分からなくなっていた。数日だったのかもしれないし、何年もの間そうしていたのかもしれない。

俺は、ボアのフェラチオで目を覚まし、お互いの性器を吸い。ボアのフェラチオで気を失うことに夢中になり、狂ったようにそれを繰り返していた。

ボアのクリ○リスを舐めてやると、ボアの膣口から泉のように愛液が湧き出してくる。刺激的な香りの甘い愛液をすすり、喉に流し込むと、燃え上がるボように性欲が突き上げてくる。そして、不思議と空腹感を覚えることはなかった。

尿道を大漁の精液が流れていく。激しく精を噴き上げる俺の亀頭に、ボアの舌が絡みつき、ねぶっている。俺は、薄れ行く意識の中でボアのことを考えていた。ボアは、本物の飲精魔なのだろう。しかし俺にとってそんなことはどうでもよかった。言葉を交わさなくても、思い出などなくても、ただボアと肌を合わせていれば分かるのだ。俺は、ボアを愛している。ボアの求めるものを与え、ボアの喜ぶ顔を見るのが俺の喜びだった。ボア、お前が愛おしい・・・・

ボアの美しい笑顔を見つめようとしても、もう何も見えなかった。
次に意識を失えば、目が覚めることがないことを悟っていた。

「ボア。ありがとう・・・・・」



男の意識が途切れ、体が土に返っていく。ボアは寂しそうにそれを見守っていた。

「死んだわ・・・・・
そういえば名前も聞かなかった・・・・・
20年も一緒に過ごしたのだから、名前をつけてあげるわ・・・・
そうね。あなたは薔薇よ。
寂しい男が愛を得て、薔薇の香りの精を放ち続けたのよ。
そう、あなたは薔薇。覚えておくわ・・・・」

ボアの瞳が潤み、一筋の涙が零れ落ちた。


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