『理沙』-3
ステージの上で、スポットライトを浴びる理沙がいた…
肉塊を握り、バイブを操っていた手には今、マイクが握られている…肉塊を頬張り、甲高い喘ぎ声を上げていた唇で今、懸命に歌っている…
大きな窓に写った細身の裸体の上に今、派手なステージ衣装を纏い…
控え室のモニターで、そんな理沙の姿を見守る男がいた…昨夜、理沙の部屋を訪れたアノ男…
石○理沙…18歳…職業:アイドル…
流石は幾千ものライバルを蹴落とし、超人気グループの一員となり、加入後すぐにセンターポジションを獲得しただけの事はある…今までに何人の男が彼女の上を通り過ぎて行ったたのだろうか…顔に似合わず、かなりの強者である…無言でモニターを見つめる男の表情は、緩んでいた…
客席の声援は、いつまでも、なり止む事なく続いている…
おわり