別れの日-1
目が覚めたら
君がいた。
短い髪の上にキスをすると
くすぐったそうに君は
眉をしかめた。
私はそっとベットから抜け出す。
今、幸せ?
君は、幸せ?
スープに
トースト
昨日買ったレタスとトマト
スクランブルエッグ
全てにラップをかけたら
私はペンを握った。
白い紙に
ただ一言。
「愛していたよ」
合い鍵をペーパーウエイトの代わりにして、
去った。
きっと
私は残酷。