君の瞳に恋してる・U-7
「…聞かなくてイイって言ったよ?」海は片目をつぶり、いたずらっぽく笑った。
「…ハイ」
加持は恥ずかしそうにうつむいた。
「あ!ちょっと待って下さい!」そう言うと、後ろのポケットから財布を取り出し中から何かを取り出した。
「先生?」
加持は顔を染めながら手を海の眼前に突き出した。
「…コレです…」
加持の指に挟まれていたのは、コンドーム。
「あぁ!先生、持ってたの?」
「――生まれて初めて買いました…」
あたしの為に買ってくれてたんだ…
海はきゅうっと胸が締め付けられる。
「先生、ありがとう」
海は加持の綺麗な瞳をじっと見つめて、その瞼に優しく口付けた。
加持は切なそうに目を細めると、そっとついばむ様に海の唇を塞いだ。
海を再び壁に背中をつけて立たせると、向き合って片足を上げさせて腕で支えた。
「入れます、よ」
ゴムをぎこちなく装着した幹の先端を海の濡れた入り口に押し付け、グっと腰に力を入れた。
ヂュッ…
「ぅん…っ!」
はぁ…やっぱ大っきい…
海は顎を上げのけぞる。
圧倒的な質量が海の中をこじ開けるような感覚。胸の中にまで加持が入り込んでいるように感じる。
加持はギュウギュウ締め付けられるのに耐えるため、ふうと一息ついてから挿出をはじめた。
溢れる蜜で滑りの良い秘部からスルスル自身を引き抜くと、一気に昂ぶる杭を打ち込む。
打ち付けられる度に海は背筋に電流が走り、あられもない嬌声が口をつく。
「アぁぁ!ふっ…!あっ!センセ…っ!キモチいの…お!!」
薄く目を開け見上げると、加持が耐えるように眉を寄せている。
先生のこんな顔、あたししか知らないんだ…
加持の感じている顔を見ていると、急に快感が上昇した。