君の瞳に恋してる・U-5
あたしが、先生のはじめて…?
しかも付き合ってる…?
「ははは…なんだ…付き合ってたんだ、あたしと先生」
「そのつもりだったんですが…」加持がぽりぽりと頭を掻いた。
「言ってよ〜!先生、好きとか言わないから分かんないし。普通言うんだよ?」
「…スミマセン」
「キスもしてくれなっかたし…」
「いつも別れる時にしたいと思ってるんですが、何と言えばいいのかと思ってって…」
加持は顔を赤くした。
もしかしてあたしが車から降りる時のあの顔…
キスしたかったってこと?
たまらなく先生が愛しく思える…
「先生、聞かなくってイイの。付き合ったら好きな時にするんだよ」
「…ハイ」
「…あのさ、ただえっちしたから責任とってるだけ?それともあたしが好き?」
「…あの日から、海さんのことばかり考えてしまって…胸が苦しくなって…これは恋ですよね?」
うん、恋だよ。
あたしと一緒だよ。
胸がいっぱいで苦しいよ。
海は加持におもいっきり抱きついた。
「先生、好き。先生は?」
「……僕も…好きデス」
「えっちしたい?」
「……ハイ」
「あたしも、シたい…」
加持の唇を塞いだ。
「ふあぁん!…あっ!」
「海さん…美味しいです…」
準備室にはくちゅくちゅ淫らな水音が響いている。
加持は海を準備室の壁にもたれさせ、ひざまづいて海のスカートの中に顔を埋めていた。
海の淡いブルーのショーツは加持の手によって既に片足に引っかかっている。
海が見下ろすと眼鏡を外した加持がチラと見上げてきた。