置手紙―初めての失恋―-1
鮮明に覚えているのは、ただただ新しいモノ好きってことだけ。
目覚めたらそこには置手紙。「サヨナラ」だって?
後悔するんじゃないぜ?なんて強がってみたけれど、
内心オドオドオドケチャッテました。
僕に足りないのは
金?名声?楽園?
もうさっぱり。
不眠症。寝付けなくって。
思い返して。
羊数えても寝れなかった。
枕に残ったのは君の香りだけ。。。
僕に足りないのは何?
ねぇ最後に。教えて。
冬の海の景色、潮風の匂い。
一緒に感じていたアノ頃。
君は違う男に走ったの?
それとも僕をキライになったのかな?
女々しい男心を置き去りにして
君は何処に行ったのですか?
「サヨナラ」なんて悲しすぎる。
僕は恋なんて知らなかった。
だけど、努力したつもり。
まだあまり僕は君の事を知らなかったけど。
さよなら。またね。元気でね。
きっと君は、僕の思い出になるよ。
「サヨナラ」初めての恋人。
「サヨナラ」一月限りの恋人。