シュガーなモーニング-3
初めて身体を繋げたのはもう半年前。
半年も経っているのに胸だけでこんなに感じるなんて・・・・・・
なんだか逡巡しているような葵をみて、春樹は優しく声をかけた。
「葵、どうしたの?遅刻しそうなのが気になる?」
「ううん。ち・・・がうの・・・」
片手で葵の胸に快感を送り込むのは忘れない。
「じゃあ何?」
「わ・・・たし達、もう半年も・・・んっ・・・その、えっちしてる・・・の、に・・・・・・ハル君に・・・胸を触られるだけで、んくっ・・・」
こころなしか春樹の愛撫に力が入る。
「・・・だけで?」
「凄く・・・キモチイの・・・」
春樹はゴクリと喉が鳴った。
「んっ・・・ねっ、ハル君・・・・・・私・・・おかしいっ、かなあ・・・?」
春樹は一瞬動きを止めて葵を見つめる。
――おいおい・・・これは天然か?天然なのか?
――もともとちょっとどんくさいトコあるけど、でも・・・こんな・・・・・・・
「葵」
「え?」
葵のパジャマのズボンとショーツに手をかけ、一気に両方脱がす。
「うわあっ!?」
驚いて腰が引けたので春樹に手を貸したようになった。
朝の日の光の中で下半身だけ露わにされた葵は、膝をすり寄せて恥ずかしがった。
「葵、ごめんね。今日は優しく抱いてあげられないや・・・」
ぐいっと葵の身体の間に割り込む。
「!?」
――葵が悪いんだよ?
――無自覚でヤラシイこと言って僕をこんなに煽るから・・・・・・
「見て、葵・・・可愛い葵のせいで、もう僕こんなだよ?」
春樹は自身の欲望の塊を取り出して、葵に見せつけた。
――私、なにもいじってないのに、すごい・・・おっきい・・・
先端には今にも零れ落ちそうな雫がたまっている。
目をまんまるにしている葵に、舌を絡めてキスをした。
「んんっ」
途端に甘い声をもらす葵に、もう我慢の限界だった。くちっ・・・と自身の先端を葵の秘密の入り口へあてがう。