「smiling day」-1
笑顔がそこにある
思い出の場所
僕はそこに腰を下ろす
五年目の懐古
目を閉じれば 君がいて
僕だけに向けた笑顔がそこにある
目を開ければ 苦悩の日々
何故 引き止めなかったのか
理由を探した五年という歳月
見つけたところで それは言い訳にすぎない
できればこのまま 君といたい
ずっと目を閉じていたい
永遠がそこにある
――― そこだけにある
『隣、いいですか』
聞き覚えのある声
僕は目を開く
罪を償い続けた歳月
それは
それは
ただ、この笑顔のために