木曜日-3
絡み合ったジュンの舌が私の舌と擦れ合うと、そこからさらなる熱が生まれていく。
何度も角度を変えては深くなっていくそのキスに、私は酔い、そして痺れていった。
ジュン主導の甘美なキスに、お粥のようにとろけた私の口内からは、ちゅくちゅくと甘い水が溢れる。
私はその水を零さないようコクリと飲み込んだ。
「ジュン…こんな上手なキス、いったいどこで覚えてきたの?」
「ん?律子先生の教え方がよかったからじゃない?」
悔しいくらいの余裕顔でジュンは微笑み、私を抱き寄せた。
彼のキスはこの2ヶ月で驚くほど上達した。
初めてのキスの時、緊張で固まっていただけの彼と同一人物とは思えないくらい、今では私が溺れるようなキスを仕掛けてくる。
だから私は怖かったのかも知れない。
彼に体を許したら最後、彼の与える快楽に溺れ、抜け出せなくなってしまうことが…
「律子さん…ベッドに行こう。律子さんの全部を僕にちょうだい」
熱っぽい瞳にそう言われると、もう私の負けだった。
「いいわジュン…ベッドルームに案内する」
白いシーツを張ったベッドの上でお互いの服を脱がせ、絡み合うように2人で抱き合う。
そのまま唇を貪り合うように合わせると、体の中心が疼き、熱いものが込み上げてくる。
それはジュンも同じようで、熱く反り立つ彼の鈴口からは透明な先走りがとぷとぷ溢れ、その幹を濡らしていた。
私はその先走りで光る幹を輪の形にした指で握り、ヌメリもろとも上下に扱いていく。
くちくちと規則的な粘着質の水音と共に、彼の息使いが次第に荒くなるのがわかる。
はぁはぁ…喘ぐようなジュンの掠れ声がせつなくて、私の中心部を一層熱くした。
そんな行き場のない熱をどうにかして欲しくて、私はジュンの右手を自分の秘所へと導く。
つぷ…
ジュンの指先が私の割れ目をなぞると、ぬぷりと彼の指が潜り込み、そこからも淫靡な水音を発する。
「すごいよ律子さん。今日はいつもより熱くとろけてる。僕ドキドキしちゃうよ」
そう言って割れ目を擦るジュンの指先が、次第にリズミカルになっていく。
「ふぅ…はぁ…ジュン気持ちいい!」
くちゅくちゅとヌメリの中逃げ回る私の小粒をジュンの指が追い回し、潰すように埋め込んでいく。
もうそれだけで下半身がわななき、どうにかなってしまいそうだった。