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イケナイ恋愛 夜のパーキングで
【女性向け 官能小説】

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イケナイ恋愛 夜のパーキングで-3

急速に萎えていく欲棒を雪絵の割れ目から引き抜いたとき、隆志はようやく彼女の痛みに気づいてやれることができた。

処女の血が、白いシーツを赤く染めていたのを目にしたのだ。

それはギリシア神話のアドニスの流した血と同じ色であり、アネモネの花のようであった。



二度目の性交では、さらに失敗をした。

初めてのときの痛みからか、雪絵は長い間からだを許さなかった。

そこで隆志は酒の勢いを借りて、半ば無理矢理犯したのだ。

当然のことながら彼は後悔した。

そして自らを罰するように、その後二度と、雪絵にセックスを迫っていない。

今回の旅行でもしなかった。



食事が済むと、雪絵は化粧室に寄ってくるといって小走りで駆け出した。

隆志は一人、車に戻る。

ゴミ箱の脇を通ると、ゴミがたくさんあふれているのが目に入った。

エンジンをかけ、冷えた車内を暖めようと暖房をいれたとき、ふいに携帯が鳴る。

江尻那津子という一つ年上の女子大生からであった。

彼女とは二ヶ月前、雪絵に内緒で参加した合コンで知り合った。



隆志たちが合コンの会場である飲み屋についたときに、すでに女の子たちのグループは全員そろっていた。始めに隆志の目に留まったのは、座っている女の子たちの中で、他の子と比べて頭が一つ飛び出ていた子である。

自分と並んでも、変わらないくらい背が高いだろうな、と隆志は思った。

彼女はグロスを塗ったきらきらと光る唇に、メンソールの細い煙草を咥えている。

隆志は、彼女の口元にちいさなホクロがあるのに気づいた。

そのホクロがどうにも可愛らしくて、ちらちらと視線を送っていたら、

「エロボクロっていうのよ」

彼女は細い指で口元を指して、そう言った。

これが彼女との初めての会話であり、その後ようやく、互いに自己紹介をした。



江尻とはその日のうちに、ベッドを伴にした。

若い性欲が溜まっていた隆志は、勢いよく江尻を押し倒したが、年上の彼女はまだ女性経験の浅い幼い男を、優しく制した。


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