唯高帰宅部茜色同好会!(第一章)-21
「……でもな、またなの!?お断りよ!なんて怒鳴られて。俺の前に告白したやつがいたのかな?」
それはサキです…
「ま、なんとか罰ゲームは果たせたし、茜色に残れてよかったよ」
そう言ったユーリの顔は、今も変わることなく爽やかで、晴れやかだった。
ま、まあキスケとアイサの妨害のおかげで先輩を苛立たせて、サキの告白のおかげで無事にユーリが振られたんだと考えよう…
「……みんな、お疲れ様」
「疲れました」
「初告白…」
「あはは…」
「ま、楽しかったぜ!」
「……?」
ユーリの頭上には、しばらくクエスチョンマークが浮いていた。