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『愛と欲望』
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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『愛と欲望』-1

貴方に出会うまでのあたし孤独に包まれた狼のように扉を堅く鎖していた
貴方が愛の鍵で開けたから…
あたしの秘密の部屋へ案内してあげる

貴方のためなら危ない夢もみる
貴方のためなら危険なこともする
愛の銃てあたしを殺して
息が止まるほど抱いて
二人だけの世界へ誘って

星に願をかけるなら
流れる星を捕まえて
あたしは貴方との楽園を望むでしょう
貴方を独り占めできる楽園を

闇に身を潜め
音のない夜で抱きあいましょう
闇と沈黙が二人を包み
熱い接吻(キス)を交わしましょう
もしも闇が味方してくれるなら
一秒でも長く月を隠していて
朝にならないで

永遠の国へ連れ去って
天国でも地獄ても
貴方となら喜んで何処へでも行く
乾いた心を潤して
二人の吐息だけが静かに聞こえている
永遠の世界で

欲望のままに…


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