妹(あい)-8
「藍・・・いくぅ、出るぞ、う・・・ああ・・・!!」
「きてぇ!お兄ちゃんの、いっぱい出してぇ!!」
ここまでは昨日までとあまり変わらなかった。妹に無理矢理やられただけ・・・
でも、今日は言えた。一緒に気持ち良くなろうって。
「あ・・・いぃぃぃぃ!!」
「おにいちゃ・・・あ、あぁああああ・・・!!」
一層藍の締め付けが強くなり、ぐにゅぐにゅと収縮して根元から搾り上げてくる。
さっきよりもさらに激しく、欲望の塊を、藍の中に残らず吐き出していく・・・
「はぁ・・・はぁ、おなか・・・あつい、よぉ・・・////」
ぷより気味のお腹を押さえる藍の結合部から、どろりと白濁したものが垂れてきた。
顔から落ちる汗が胸を伝え、お腹を通って俺の腰にしたたり落ちてくる。
「お兄ちゃん・・・♪」
「藍・・・・・・」
お互いに深く呼吸をしながら横になり、寄り添う様な抱き合う。
疲れたけど何だか気持ち良かった。昨日までは、終わった後はただぐったりしているだけだったのに。
「ごめんな、いきなり胸揉まれてびっくりしただろ」
「ううん、嬉しかった。一緒に、って・・・言ってくれて」
以前から藍にやられるうちに、いつしかそう思う様になっていた。
不思議だ。
あの行為が嫌でたまらなかったはずなのに、寧ろ・・・
「藍、あのさ」
「どうしたの?お兄ちゃん」
「その・・・」
今ならきちんと言える気がする。いつも藍から言ってきた事、今度は俺から言うよ。
「・・・明日も、また、しような」
藍はその円らな瞳をぱちぱちさせている。
俺の口からそんな言葉が出たのに驚いたのだろう。
明日の約束を切り出すのが自分じゃなかったから、戸惑ってるみたいだ。
「・・・うん////」
はにかむ妹に微笑みかけ、唇を重ねる。
きっと明日からは、本当の意味で繋がれるはずだ。
〜おしまい〜