精進哀歌-1
僕は…
君を守るために強くなりたい。
アノ日、僕が強くって、君を守れていたのなら…
空から僕を睨み付けて、怨んでますか?笑っていますか?
僕から君は見えないから…
その分、ずっとずっと苦しくて。悔しくて。
共に泣くことも出来なくて。
もちろん。抱きしめることも。
自分の弱さを呪い、ひたすら自分を虐め続けています。
笑って?
笑って?
笑って?
君の言葉、繰り返すたびに笑顔が僕の顔から消えてゆきます…。
消えない悲しい傷を負って生きる事を諦めた君。
消えない罪悪感に責められて笑う事を忘れた僕。
二人が交わる事は…
もう二度と…
いつまで待てば
いいですか?