無垢-5
「やる気が見えないな。やる気があるならもっと激しく!」
「やん。だって、気持ち良過ぎちゃう!」
「ダメだ。もっとだ!」
「は、はい。」
絵里は、激しい腰つきで、自らの一番恥ずかしい部分を隆一に擦りつけていった。気が狂いそうな羞恥心が絵里を包み込む。結婚するかもしれない相手とはいえ、誰にも見せたことさえない女性器を、今日始めて会った男性の顔に押しつけ、擦りつけるのだ。しかも絵里のそこは、信じられないほど大量の体液を分泌し、ぐちゅぐちゅの状態だった。
絵里の腰付きに激しさが加わったことを確認すると、隆一は舌を伸ばして絵里の膣内にヌルリと侵入した。
「や、はああん!」
絵里がガクガクと体を震わせる。絵里は紛れもなく処女だった。そして処女の狭い膣口は隆一の舌を激しく締め付け押し返す。絵里はクリ○リスばかりか、誰も触れたことのない絵里の敏感な粘膜を、自ら隆一の舌に擦りつけることになるのだ。
腰を振る度に、性器の前後から耐え難い快感が湧き上がる。オナニーの経験さえない絵里が、突然に、恐ろしいほどの快楽の渦に放り込まれたのだ。絵里は、襲いかかる快楽に身も心も焼き尽くされ、気が狂いそうになっていた。
「はあああ・・・や・・・またあ!・・・イ、イク・・・また、イっちゃう・・・・
んああ・・・やん、またあ・・・っく!・・・
やあああ、助けて・・・ほんとうに、おかしくなる・・・・・」
絵里は激しく体を震わせながらも、隆一の言いつけを守り、体を揺らし続けた。そして、
数え切れないほど何度も登り詰めた後、一際大きな波に飲まれるようにして意識を失った。
暖かいものに包まれていた。気持ちいい。何故かとても幸せな気分だった。
絵里の体は柔らかなシルクに包まれ、隆一の腕に抱かれていた。
隆一の優しい瞳が絵里を覗き込んでいた。
「隆一さん。私・・・・・」
「もう少し休んだ方がいい。
よく頑張った。今はゆっくりお休み。」
「ありがとう。」
絵里は、もう一度、瞳を閉じた。もう少し、そのままでいたかった。
絵里は、隆一の腕の中で夢を見ていた。ここはどこだろう?運河をゴンドラが滑っていく。もしかしたらヴェニスかしら?絵里は、隆一の腕に抱かれて美しい街並みを見上げる夢を見ていた。一瞬のまどろみだった。絵里がうっすらと瞳を開ける。隆一の優しい声が聞こえてきた。
「隆一さん。どうですか?
隆一さんと私の相性は合いそうですか?
「ああ、絵里。大丈夫だよ。合格だ。
でも、これからだよ。
君は、男と女のことを何も知らないようだね。
これから僕が男と女の全てを教えてあげる。
いいね?」
「はい。」
「それから、僕と結婚したら、もっと凄いことが毎日続くんだ。
覚悟しておいて。」
「もっと凄いことが毎日ですか?」
絵里は驚いた。今日のことだけでも、ありえないと思っていたのに、
もっと凄いことが毎日・・・・
でも、隆一さんとなら・・・・