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罪罰
【同性愛♂ 官能小説】

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罪罰-2

─上京したての頃、寂しさを紛らわす為に始めたのが出会い系サイトでした。
何人かの男性とも会いました。
だけど、どの人も僕の思い描いていたお父さん像とは違うような気がして…

それから2ヶ月、いつものように携帯電話を使って新しいサイトを探しながら流れて行ったサイトで、彼と…パパと知り合いました。

名前は中山孝造。47歳で独身。
初めて会った時の印象、身長が185cmくらいあって高く、160cm足らずの僕と比べるとまるで大人と子供でした。
でも、頭は完全に禿上がり体型もメタボが入ってて、とてもかっこいいと言える男性ではありませんでした。
でも、紳士的な、あやすような優しさで僕に接してくれました。
大きな体に優しい目、甘えられそうな安心感。

「パパの匂いがする…」
僕は、求めていた優しさにやっと出会えたような気になりました。

僕:『…あのぉ…パパって呼んでもいいですか?』

彼は微笑み、僕を抱き寄せると、優しくキスをしてくれました。
本当に優しい包容感。
そして僕は、パパとつき合うようになりました。

しかし、その時はまだ彼の瞳の奥に、邪悪な獣が潜んでいようとは思ってもいませんでした。

つき合い始めの頃は、よく食事に行ったり、映画や演劇を見に行ったり、その後優しく抱いてくれて…
僕の『初めて』もパパに捧げました。
今までに感じた事のない、幸せに満ちていました。…本当に……


─しかし…、それは突然、嵐のようにやってきました。

─付き合い始めて二月程過ぎたある日、いつものように僕の部屋でパパに食事を作っている時の事でした。
僕はパパの趣味で、部屋の中では女性物のパンティと、Tシャツとかの軽い装いで生活しています。
その日も、パンティ姿に直にエプロンを付けてキッチンに立ち、鍋にお湯を沸かしながら野菜を水洗いしていると、パパが近づいてくるのがわかりました。
パパは僕の背後に立ち首筋に唇を這わすと、いやらしく後ろから僕のお尻を撫で回し始めました。
蠢く両手は徐々に前に移り、左手はエプロンの脇から入り込んで乳首を、右手はパンティの上から僕のオチ○チ○を揉み始めました。
何気ない、いつもの戯れだと思いました。
だからパパの眼差しが、いつもと違う事に、僕は気付きませんでした。

僕:『もぉ…パパァ…後でぇ』

と、パパの両手を払った瞬間でした。


バシッ!

僕は横顔を殴られ、床に転びました。

僕:『ゃっ!!』

何が何だか分からず、パパを見上げました。

そこに立っているのは、いつものパパではありませんでした。
眉間にシワが寄り、形相は鬼のように一変していました。
お酒を呑んでいるわけではありません。パパが本性を現し、牙を剥き出しにした瞬間でした。


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