罪罰-14
パパ:『こちらこそ。
お母さんが来るなんて知らずに、お邪魔してました。お母さん、遠路大変だったでしょう。』
パパが言います。
ママ:『いえ、いえ。
ユウキ、今からバイトなの?』
僕:『う…うん、あ…後でね…』
ママ:『そうなの…
あっ、お茶でも煎れましょうか。』
妙な空気が流れ、それをママが打ち消そうとするように、お茶の準備をしようとします。
僕は、それを制しました。
僕:『あっ、ママそんなのいいよ……
…それより話があるから座って…』
ママ:『そ…そうぉ…』
ママはジャケットを脱ぎハンガーにかけると、少し不審そうな顔をしてソファーに座りました。
そして僕とママを挟むような形で、僕の横にパパが座り、ママの前に桐生さんが腰を下ろしました。
ママ「……!」
ママの顔色が、明らかに変わるのがわかります。
ママ:『ねぇ、何なの?
いったいどうしたのよ?
この人達と何かあったの?』
彼:『ほら、ユウキ。お母さんが聞いてるぞ…』
パパが、俯く僕の肩に腕を回し抱き寄せます。
ママ:『えっ…ちょっ…』
それを見たママが声を上げました。
でも、僕は絞り出すように、教えられたセリフを言いました。
僕:「ゴクッ…」
僕:『…あのねママ…
……。
僕…僕、男の人が好きなの……。
男の人の前で裸になって抱かれたり、…なぶられたりするのが…
だから…だから中山さんにお願いして…僕を中山さんのモノにしてもらったの…』
ママ:『!!!えっ!?何っ!?ユウキ、何言ってるの!?』
ママが身を乗り出し、眉間に皺をよせました。
パパ:『まぁ、まぁ、お母さん…ほら、ユウキ…』
パパがさらに僕を引き寄せ、髪の毛に鼻を押し付けると匂いを嗅ぎました。
そして左手が、延びてきて、ジーンズの上から、ヤワヤワと僕の太ももや股間を触り始めました。
それを、眉間にシワを寄せたままのママが視線を落とし見ています。
僕は続けます。
僕:『あのね……
僕オチ○チ○が好きなマゾなの…
だから……彼にお願いして彼の奴隷に…奴隷にしてもらったの…。』
ママ:「!…どうゆうこと!?」
ベロッ…
パパは僕の頬を舐め上げると、にやけた顔で言いました。