姉弟愛-2
「ポッ、ポッケにお金入れっぱにしてただけだよっ……」
私の声に驚いたのか、司は動揺するように答えた
「……そう」
私が返事をすると、司はそそくさと部屋に戻ってく
「……入れっぱね……」
直感でそれは嘘だと私は思った。理由はある
再婚をしてしばらくしてから、家にいる間というもの
司の視線を感じるのだ
「ほーら、やっぱり……」
お風呂から上がると、私はカゴの中を見てみた
私の感が当たった、司は私の下着を盗っていったのだ
(ッフフ……これは良いわ)
まさか本当にやるとはね
私と司は部屋が隣だ
私は司にわざと欲情するように聴こえるように『オナニー』をしてた
あまり響かせず、壁に耳を当ててようやく聴こえる位のイク時の声を聴かせた
きっと年頃のあの子なら、それぐらい(壁に耳を当てるのを)やると思ったからだ
その前から、欲情するような事はなんでもやった
朝、わざと起こす時にあそこを握ったりホラー映画を見て怖がったフリをして抱きついたり……
この年頃の男の子って『馬鹿』だから
こんな事をされたら、その女にゾッコンになるものだ
今日は義父さんも母さんもいない……
なら、チャンスよね……