続・危険なお留守番・女子大生由真-18
「……由真……っ」
呻くようにその名を呼びながら、和也は由真の中に自分自身を深く突き立てた。
「あっ……ああっ!!」
由真の温かい粘膜に抱きしめられた瞬間、激しい後悔と「これでよかったのだ」という思いがないまぜになって込み上げてきた。
モヤモヤしたものを振り切りたくて、すぐさまがむしゃらに腰を動かし始める。
2年ぶりの生々しい快感が一気に下半身を支配した。
ジュプジュプという湿った結合音がリビングに響き渡る。
自在に形を変えながら器用に和也を締め上げていく由真の濡れた肉襞。
そのうねるような悩ましい蠢きは、2年前とは比べものにならないくらい卑猥なメスの貫禄に満ち溢れている。
松山のマニアックなセックスを日常的に経験している由真は、普通の女よりはるかに性的に熟達したのかもしれない。
無垢だった由真をここまで開発した松山が激しく妬ましかった。
「あっ……お兄ちゃん……お兄ちゃん……っ……ああっ…ああっ……ああっ!」
喘ぎ悶える由真の身体に、和也は夢中で自分という杭を打ち付ける。
2年間ずっと押し殺してきた歪んだ欲望に、肉体が完全に支配されていた。
突けば突くほど和也自身を更に締め上げてくる由真の内部。
その甘美な刺激に引き込まれるように、和也の動きも激しさを増していく。
子供じみていると思いながらも、松山よりも「イイ」と感じさせたかった。
「……由真……気持ちイイって言えよ……感じてるんだろ」
「おに…お兄…ちゃん…イ…イ……気持ち……イイ……っ……」
由真の目から新たな涙がどっと溢れ、華奢な指が和也のワイシャツの背中をぎゅっと抱きしめてきた。
「―――由真!」
震える指先から由真の2年ぶんの思いが伝わってくる。
和也はたまらない気分になって、由真の身体をぎゅっと抱き返した。
怒りや嫉妬は一度に消えて、愛おしさが込み上げてくる。