続・危険なお留守番・女子大生由真-16
「………由真………」
「…ん…あっ!…お兄ちゃんっ……」
次々と溢れ出してくる快楽の甘い蜜。
それを唇全体で丁寧に拭い取るように舐め、愛らしい肉芽を口に含んでくちゅくちゅと転がしてやると、由真の下半身がビクビクと痙攣した。
「あっ!あぁんっ!」
和也の舌の上でみるみるこわばりを増すクリトリス。
嬉しいはずの従順な反応も、松山が仕込んだのかもしれないと思うと腹がたった。
「もっとよがって見せろよ……アイツとヤる時みたいにさ」
舌でクリトリスに小刻みな振動を与えながら、二本の指で激しく中を突きまくる。
「あぁんっ……お兄ちゃんっ……お…兄ちゃんっ……」
いやらしい下着に包まれた由真の乳房が、指の動きに合わせて悩ましく上下に揺れて和也を更に煽り立てた。
「――ここか?――こうか?」
「あっ……ああっ……!……もう……イっちゃうぅ……お兄ちゃん」
「……イけよ……淫乱が」
「あっああっ……はぁっ……お…お兄ちゃん……! ひっ……あっ……あああっ!……イくうっ!」
リビング中に響き渡るほどの喘ぎ声をあげながら激しくのけ反り、由真は一度目の絶頂を迎えた。
ぐったりとソファーに横たわったまま、肩で息をしている由真の目からは、大粒の涙が幾筋も流れていた。
「……ひどいよ…お兄ちゃん……」
「ひどいって……何だよ……」
そんなことは、今更言われなくたってよくわかっている―――。
由真を初めて押し倒した2年前のあの瞬間から、和也の胸はずっと罪悪感に疼いているのだ。
―――泣き虫な由真。
そうやってお前はいつも俺より先に泣いて、俺だけを悪者にするんだ。