続・危険なお留守番・女子大生由真-12
裸よりも卑猥な妹の姿に、和也は思わずゴクリと生唾をのんだ。
「……すげぇな……」
由真は顔を真っ赤にして恥ずかしさに震えている。
「こんな物をお前に着せるくらいだから、お前の彼氏は相当の変態なんだな」
和也は怒りを抑えきれず、卑猥な下着に包まれた由真の乳房をいきなりわしづかみにした。
「やっ……やめて……」
弱々しい声で抵抗しながら、由真は和也の手を振りほどこうと激しくもがいた。
「お前もさぞかし、マニアックなセックスを仕込まれたんだろう?―――」
「やめて……そんな言い方……しないで……」
「黙れよ!」
片手で胸を揉みながら、もう一方の手で震える顎をつかむ。
ひどくサディスティックな気分になりながら、和也は無理矢理由真の唇にむしゃぶりついた。
2年ぶりの由真の唇は、とろけるような甘い感触で和也を受け入れた。
ついさっきまであの松山とかいう男と重なり合っていた愛らしい唇。
あの男の痕跡を消すまでキスしなければ気がすまないと思った。
あの男は、由真を性処理の道具としか思っていないんじゃないだろうか。
そんなモヤモヤした思いが胸の中に広がっていた。
ホテルのベッドの上で、この卑猥な下着を身につけたまま獣のように犯される由真の姿が頭に浮かぶ。
和也は何かにとりつかれたように夢中で由真の口を犯し続けた。
「お……おにい……んっ……んぐっ……」
苦悶の涙を流しながらも、由真の抵抗する力はだんだんと弱まり始めていた。
2年間ずっと無視され続けて、必死の思いで断ち切ったはずの兄への思いが、こんなふうにされればあっという間に蘇ってしまう。