続・危険なお留守番・女子大生由真-10
「―――嘘つけ」
和也は苛々しながら由真の両手を強く捻り上げた。
「う、嘘じゃ……嘘じゃないもん……」
由真はほとんど涙声で訴えたが、それがあの男を必死で庇おうとしているように感じられて、ますます和也を苛つかせる。
「嘘かどうか……調べてやるよ」
自分でも信じ難いような激しい衝動に駆られて、和也は由真をリビングの床に押し倒していた。
「……やっ!やめてよ!何するのっ!」
バタバタともがく由真。
改めてその顔を見ると、化粧のせいだけではなく、2年前よりもずいぶん大人びて綺麗になった。
女はたった2年でこんなに変わるものなのだろうか。
それとも、由真をこんな風に変えたのは、あの松山という男なのだろうか。
――いつから
アイツとデキてたんだよ――?
和也は激しい嫉妬に狂いながらいきなり由真のスカートの中に手を入れた。
「いやっ!お兄ちゃんやめてっ!」
バタバタともがく由真を無視して、柔らかい太腿を下から上へと撫で上げていく。
その吸い付くような手触りは、2年前とは比べものにならないほどしっとりとした女の色気に満ちていた。
あの男と……
何回ヤった……?
ムカつきながら股間に手を延ばすと、クロッチに触れると思っていた指先が、期せずして何か固い異物をとらえた。
『………なんだ?』
不思議に思って前後に指を這わすと、何やら長い数珠のような妙な物体が、濡れた割れ目に沿ってしっかりと食い込んでいるのがわかる。