危険なお留守番・女子高生由真-2
「……なぁんだ……古タオルかぁ……」
がっかりしながらその中の一枚を何気なく手にとろうとした瞬間、タオルの中からゴロリと何かが転がり出た。
「……な……何っ?」
驚いて一瞬ベッドから立ち上がりかけ、床に転がりおちた物を見て、由真は息をのんだ。
「……こ……これ……」
どぎつい紫色のグロテスクなこけしのような物体。
一番下の部分にスイッチのようなものが二つついているということは、恐らくこれが電動で動くということなのだろう。
由真は今までAVもエロ本も見たことはなかったが、それがいわゆる「大人のオモチャ」と呼ばれるものであることはすぐにわかった。
「……これ……お…お母さんの……?」
まさか自分の母親がこんな物を持っているなんて、想像したこともなかった。
いつも自分や兄の前では明るく元気なイメージしかない母親の、生々しい「夜の顔」。
由真の頭の中に、あられもない母親の姿がうかんでくる。
ベッドの上に仰向けで横たわる母。
パジャマの前をはだけ、片手で自分の胸を激しく弄りながら、もう片方の手でこの張り型を己の淫裂に挿入させている。
腰を前後にひくつかせながらその物体を出し入れするたび、透明の雫が次々蜜壷から溢れだし、とろりと糸を引いてシーツの上にしたたりおちる。
『……あっ……ああっ……』
子供には決して聞かせたことのない甘い喘ぎ声をあげながら、張り型から突き出した太い枝のような部分を、硬く勃起したクリトリスに押し当てる母。
『……ああっ……あっ……』
荒い息を吐きながらぐいとスイッチを入れると、そのオモチャはくぐもった電動音をあげながらうねうねと膣壁を押し広げ、敏感になったクリトリスに強いバイブレーションが襲いかかる………。
そこまで妄想した時、階下で玄関の扉が開く気配がした。
「ただいまぁ」
買い物から戻ってきたらしい母親の声。
由真は慌ててそれを段ボールに突っ込んで、クローゼットの中に押し込んだ。
「……由真ー?帰ってるのー?」
階段のすぐ下に母の気配がする。
「う、うん!……今降りる!」
努めて平静を装ったが、下着が自分でも戸惑ってしまうほどに濡れているのがわかった。