危険なお留守番・女子高生由真-13
「……ん……んぐっ……」
口腔をこじ開ける卑猥な玩具。
「……舐めろよ……好きな男だと思ってさ……」
和也の囁きに由真の胸はズキリと痛んだ。
好きな男……。
自分が本当に好きなのは、先輩なのか兄なのか……頭が激しく混乱している。
その時、和也の指が由真の淫裂をまさぐり始めた。
たった今達したばかりの敏感なクリトリスをぬるりと撫でつけ、濡れた隠唇を掻き分けて長い指が侵入して来る。
「……ふ……んむっ……」
心地よい指使いに甘い声が漏れそうになり、口を開けた瞬間バイブレーターを更に口の奥につっこまれた。
「……ああ…由真…すげぇエロい……」
口の中が硬いものでいっぱいになり、息が苦しくなる。
屈辱感と羞恥のあまり顔を歪めると、下半身をまさぐっていた和也の中指と人差し指が、由真の肉襞を押し広げながら中にずぶりと入ってきていた。
自分の指を入れた時とは違う快感が由真を貫く。
「……もっと……舌使って見せてくれよ……」
陰部に与えられる甘い蜜のような快楽と、耳元で囁かれる悪魔のような命令。
自分の上に乗っているのは、いつもの優しい兄ではない。
そこにいるのは理性の崩壊した一頭の淫獣だ。
だがその狂ったケモノに対して、いつもの兄以上にたまらない魅力を感じてしまうのは何故だろう。
この美しいケモノの望むままに、心も身体もみだらに落ちきってしまいたい……。
「……ホラ……舐めろよ」
言われるままに舌を出して、グロテスクなバイブレーターをゆっくりと舐めあげる。
『……あぁ…お兄ちゃん……』
自分自身が和也にどう見えているかを意識すると、異常なほど快感を感じてしまう。
「……由真……顔…エロすぎ……」
和也は自身の硬くなった股間を由真の身体にぐいぐいと押し付けてきた。
ジーパン越しに伝わる和也の興奮が、由真をさらに大胆な行動へと駆り立てる。
和也の視線を意識しながら、より一層卑猥な舌使いでその玩具をくわえ込む。
下半身をなぶられながら、口では別の男のモノを受け入れているような……由真はいつしかそんな倒錯した感覚に陥っていた。
自分が奉仕しているのが憧れの先輩のモノなのか、和也のモノなのか、もうどうでもよくなっていた。