危険なお留守番・女子高生由真-10
「……お兄ちゃん…怖い……」
まるで幼い頃に戻ったような由真の甘えた口調が、ますます和也を狂わせていく。
「……由真……」
和也自身、過去につきあった彼女とこんなプレイをしたことは一度もない。
この手の玩具には興味はあったけれど、使いたいと言えば絶対に嫌われると思って口にしたことはなかった。
それだけに、これを使った時由真の身体が実際どんな反応を示すのか、異様に期待している自分がいる。
ドキドキしながら、小刻みに振動するヘッドの部分を由真のぴょこんと飛び出したクリトリスのあたりにそっと押し当てた。
「あっ!いやあっ!」
よほどの衝撃だったのか、由真は和也の手を思いきり払いのけた。
「バカ…動くなよっ」
強い力で手を振り払われて、和也の中に小さな怒りが芽生えた。
由真の心を占めているであろう見もしらぬ男に、自分が敗北したかのような苦い不快感が和也を襲う。
「兄ちゃんの言うこと聞けって」
和也は幼い頃と同じような口調で由真を叱り付け、その華奢な両足を自分の肩にのせて高く持ち上げた。
そのまま由真の背中を壁際に押し付け逃げ道を奪い、全体重をかけて小さな身体を押さえつけた。
和也の鼻先で甘い淫臭を放つ由真のヴァギナ。
目の前でぱっくりと開いた卑猥なラビアを見た瞬間、和也の中に僅かに残っていた道徳感が一気にふっとんだ。
「……やだ……お兄ちゃん……怖いぃっ……」
「……るっせぇな……」
和也はさっきより強くマッサージャーのヘッドを由真の股間に押し当てる。
「……あっ!ああああっ!やあっ!」
由真は身体をよじって部屋中に響きわたるほど大きな悲鳴をあげる。
「静かにしろよっ」
和也は股間にあてたマッサージャーをぐりぐりと回転させるように動かしながら、悲鳴をあげている由真の口をもう一方の手で強く押さえつけた。
「……ん……んぐ……」
由真の目から大粒の涙がぽろぽろとこぼれ落ちる。
「……泣くな……」
小さい頃兄妹喧嘩になると、いつも決まって最後は和也が由真を泣かしてしまった。
由真があんまり大声で泣くから、和也はよくオロオロしながら由真の口を手で押さえて「泣くな」という言葉を繰り返したものだった。