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姉の匂い
【姉弟相姦 官能小説】

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第二章-4

 しばらく息を整えてから翔太はハッとして結衣を見た。
「…………」
 結衣は涙を流しながらも、まるで目を開けたまま意識を失っているようだった。
 翔太は心配になり
「お姉ちゃん、大丈夫?」
 そう言うと結衣はビクッとして翔太から顔を逸らして後ろを向いて、泣きながら
「グスッ……翔太の馬鹿っ……」
と小さな声で言った。
 翔太はその時、初めて結衣を本当に傷つけてしまったと思い
「ごめん……お姉ちゃん…本当にごめん、ごめんなさい……」
と心から謝った。
「………」
 しかし結衣は何も答えなかった。
「お姉ちゃん…許してくれないよね…俺の事、最低だって思うよね……ごめん」
 翔太がそう言うと結衣は後ろを向いたまま
「翔太……私ね、いつかこうなっちゃうんじゃないかって思ってたんだ……、私も翔太の事考えて、その…オっ、オナニーしちゃってたし……」
と話し出した。
「…うん」
 翔太は大人しく結衣の話を聞いた。
「…でも、姉弟でこんな事しちゃ駄目だって思ってた……」
「…………」
「でも結局…こうなっちゃった…」
「………」
「凄く痛かったんだから……」
「ごめん……」
「でもね、私、嫌じゃなかった……翔太とするの、嫌じゃなかったの……」
「お姉ちゃん……」
「だけど私達、姉弟なんだよ、だから私どうすればいいか……」
 そこまで言うと結衣は振り向いた。
 目からは大粒の涙を流し翔太の腕を掴み
「翔太、私達どうすればいいの?ねえ翔太」
と叫んだ。
 翔太は優しく結衣を抱き締め
「俺、お姉ちゃんの事が昔からずっと大好きだったんだ、お姉ちゃんは俺の事、好き?」
 すると結衣もギュッと抱き締め返し
「当たり前でしょ、翔太に処女をあげたって嫌じゃなかったんだから…」
 そう恥ずかしそうに言う結衣を見て、翔太は嬉しそうに
「じゃあ大丈夫だよ、お互いに好きなんだから、それに今日はちょっと危なかったけど、俺これからはちゃんと避妊するから、お姉ちゃんの事を大切にするから、ねっ」
 そう言った。
 結衣はしばらく考えていたが
「……うん、じゃあ、絶対にそれだけは気をつけようねっ、それに他の人にも絶対にばれないようにしないとね」
と微笑んだ。



 それから二人は秘密の関係を続けていった。



 ある夜、翔太と結衣、それに父親の三人で夕食を食べていると
「結衣、いつも悪いな、母さんがいなくなってから、食事や洗濯を全部任せてしまって、翔太も……二人には苦労をかけっぱなしで…」
と言い出した。
 しかし結衣は
「何言ってるのよ、お父さんだって頑張って仕事して、私達お父さんのおかげでこうやって生活してるんだから」
と父親に微笑んだ。
 そして
「だから私達…とっても幸せよ、ねっ、翔太」
 そう言って結衣は翔太に向かってニコッと笑いながらウィンクしたのだった……。


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