君しか愛せない〜初めて彼女を抱いた日〜-14
「俺の指、見て?こんなにふやけてるし。」
「……止めてよっ!」
「……もう1回、ヤる?」
やっとやっと、
お前を、手に入れられた。
痛い思いさせて、ゴメンな。
「今度は、詩織がイクとこ見たいな、俺。」
「イクって…どんなん?」
彼女は不安そうな顔をして、
俺に尋ねてきた。
マジでウブいのな、こいつ。
「ブッ飛ぶくらい気持ちいいんじゃね?」
「何か…怖いよ。」
怖くなんかないって。
もっともっと、
お前を気持ち良くしてあげる。
「でも私……初めてが武彦でよかった。」
彼女はそう言って、
また恥ずかしそうに微笑む。
「バカ……照れんだろ?」
あんまりにもハズくて、
俺は、彼女から目を反らした。
けど……
すっげーうれしかった。
ありがと……愛してるよ。
終