君しか愛せない〜初めて彼女を抱いた日〜-12
「ガマンするって言ったのに……痛がったりしてゴメンね。」
もう、何それ。
こいつが愛おしくて……
たまんねぇーーっっ!!!
今までずっと我慢してきた分、
爆発しちまいそうだ。
「んなかわいいこと言われたら、また元気になっちゃうだろ?」
思わずそう呟いて、
彼女の中からモノを引き抜いた。
その瞬間、彼女の股間から流れた白い液体と……赤い鮮血。
「あっ……」
快楽だけに酔ってたのが、
一気に目が覚める。
そんな俺を見て、
彼女は不思議そうに首を傾げた。
「どしたの?」
「ゴメン!血が出ちゃって……」
慌てて、ベッドの脇のティッシュボックスに手を伸ばし、数枚掴んで彼女の血を拭った。
「やだっ、自分でやるよぉ!」
彼女は恥ずかしがって、
脚を閉ざして俺に背中を向ける。
だけど、俺、これだけは、
譲りたくない。
「お願いだから俺にやらせて?」
お前が俺にくれた、
大切なものを忘れないように。
そして、これからも、
お前を全力で守っていくために。