―手紙―-1
白く舞散る雪を見ると、あなたを思い出します…
毎日一緒にいるわけじゃなかったけど、心はいつも傍にいたよね。
あなたを失いたくなくて「いい子」にしてたんだ。あなたの好みになるように頑張ってたの。
ただ、傍にいるだけで幸せだったんだ。
一生分の幸せ使い果たしちゃうんじゃないかなって思うくらい。
あなたも幸せでいてくれた?
私を選んだこと後悔していない?
私、もう泣いてないよ。
あなたと永遠の別れになった、あの雪を見ても…
私を…今も見守っていてくれてる?
遠い遠い空のはるか上から…