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鳴らない電話のその後に
【悲恋 恋愛小説】

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鳴らない電話のその後に-1

鳴らない電話を待ち続けるのは嫌じゃなかったけど…。

高校を卒業を期にますます彼氏の蒼人(あおと)からは連絡が来なくなってった。
こっちから連絡しても、メールしても返事は減る一方だった。
ホントは薄々振られるって気づいてた。
だから…精一杯強がって「大丈夫だよ」って振りしたのに…蒼人は「お前に俺は必要ないな」って…そんなにツヨクナンテナイノニ…

久しぶりにまたひとりで図書館に来てみる。
2人はここではじまったんだなぁって感傷に浸ってたらやっと涙が出てきたょ。
ホントに大好きだったけど2人の未来はそれぞれ別れちゃったんだよねぇ?
いつか友達として笑って会えたら付き合ってた日々は無駄じゃないよね?
久しぶりにひとりになった私には新しい人を見つけるには難しいけど、今このときもどんどん時間は進んでるんだ。
だからきっと私も進んでいくから前だけを見て生きてかなくちゃ。

バイバイ、蒼人。


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