神経酔弱-1
希薄な
なんの意味も感じられない
霧のような
ソレは
のべられて
限りなく透明なりながら
充満している。
誰もが気にしない。
もしくは
知らない。
踏襲されていく手順。
理屈は知らないし
理由を尋ねる間にも
作業はたまっていくから
解明などしない。
問題はないから
それでも回るのだ。
だから
回らなくなるまでは続けるのだ。
撹拌するように泳いでいく。
輪郭から浸蝕されいるのに
気が付かないでいる。