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秘密〜出会い〜
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秘密〜終わり〜-3

「甘えるなっ!」

べしっ!

「まったく、大丈夫かしら。
陸もしっかりね!」

「へ〜い」
陸先輩は唐揚げを食べながら答えた。
そして
「そっかぁ、3人卒業かぁ」
っと、ソッと呟いた。

「さぁさ、みー先輩、今日はノミホーなので、じゃんじゃん飲んじゃって下さい!」
まぁ先輩が言った。

「よぉし!まずは焼酎いこうかな!」
みー先輩はメニューを見ながら、とっても楽しそう。

「みー先輩、お酒強いんですか?」
えみが聞いた。

「普通よ普通」
みー先輩は手をパタパタしながら笑って答えた。

「普通!!?」
まぁ先輩が、ありえないって顔をした。

「何?」

ギロッ。

「なんでもないで〜す…」
みー先輩に睨まれ、まぁ先輩はちっちゃくなってしまった。

そして、みー先輩と陸先輩が何か話はじめた時、まぁ先輩が私とえみのところに来た。

「あの人は、ザルだよ」
ソッと教えてくれた。

まぁ先輩が言った通り、みー先輩はザルだった…

次々頼んでは、どんどんグラスが空になる。
どうしたらそんなに飲めるのか不思議だった。
そして、みー先輩は顔色一つ変えず、酔ってる感じが全然しない。
普通のテンションで、普通に会話して、ジュース飲むみたいにお酒を飲んでいく。
不思議だった…


その後、みー先輩の
『あ〜私、少し酔ってきたかも?』
発言で、この日の飲み会は終了した。

『遠くなっちゃうでしょ?大丈夫、一人で帰れる』
っと言うみー先輩を
『あんなに飲んだんだから!』
っと、まぁ先輩がゴーインに押し切り、みー先輩を駅まで送って行くことになった。
そして、方向が同じ私、えみ、陸先輩の三人が、みー先輩たちとは反対方向にある駅まで一緒に帰ることになった。


三人で部活のこれからのこととか話しつつ、ちょうど駅が見えて来た時、陸先輩のケータイが鳴った。

「はい。え、今から?…
じゃあすぐ行きます」
陸先輩はケータイをしまうと
「悪い急用が出来た。
駅すぐそこだし、大丈夫だよな?」
っと聞いてきた。

「大丈夫です」
私とえみがそう答えると

「悪い。じゃあ、気をつけて帰れよ」
陸先輩はそう言って、今来た道を走って行った。


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