僕の美香ちゃん-3
… … … …
あいつはもう来なくなった。
美香ちゃんは僕を抱きしめて、いつまでも泣いていた。
それからまた舐めてあげた。
甘いおやつをくれなくても、僕は美香ちゃんのぐにょぐにょしたところやお尻を舐めてあげたいと思う。
二人っきりの時。
美香ちゃんは僕が匂いを嗅ぎに行ったらいつもおやつをくれた。
おっぱいも舐めてあげた。
ずっと昔…
母さんのおっぱいを吸った事をうっすらと思い出す。
それから何人か雄がきた。
そのたびに僕はワオワオ吠えて、服入れの中に隠れてしまう。
雄がいなくなってしまうと美香ちゃんは僕を抱き上げてまた仲良くしてくれる。
優しくしてくれる。
僕はいつから美香ちゃんと暮らしているんだろう?
どれぐらいの間、美香ちゃんを愛してきたんだろう?
ガラスの中に入れられた僕にいろんな人が会いにきた事…
何度も来てくれた美香ちゃんが迎えに来てくれたあの日の事を僕は今でも覚えている。