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おに。
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おに。-5

「…こんなもんうちにあったか?」

蓋を開けると、中には真っ白なお粥が入っていてホカホカと甘い匂いの湯気を上げる。

「…」

ガラにもなく切なくなってしまった。
すん、と、鼻をすすり上げて、熱いお粥をお椀によそう。

「あっつ」

熱すぎだろ。
嫌がらせか、あいつ!



俺の好きな子は鬼よりずっと残酷で、

「…うま」

でも美味い。
いい塩加減。


天使よりも可愛い奴だ。



《雑談BBS・1192作ろう、小説で!参加作品》


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