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『私の咎』
【熟女/人妻 官能小説】

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『私の咎』-27



 パートのときに穿いている白の綿パンに手をかけたとき、彼は背後から抱きついてきた。

「奈津美さん……、奈津美さん!」
「あん、ちょっと、まっ、そんなに……激しくされちゃぁ……あぁん!」

 強くもまれると困る。
 もともと出の良い乳のせいでブラがジュンと湿ってしまう。

「奈津美さんのオッパイ呑むの……これが最後か……」

 ブラはホックを外されると、ハラリと床に落ちる。奈津美はソレを拾う素振りもなく、生乳を彼に揉ませていた。

「んぅ、本当に、はぅ……、これで最後にしてくれますの?」
「うん……、そんなに僕って信用ない?」
「だって、いつも、そんなこといって、私を脅迫してきたじゃないですかぁ……」

 ベッドに投げ出されて腕をねじ上げられる格好の奈津美は恨めしそうに彼を見る。
博はそれに薄ら笑いを返して、あらわになっている脇の下をへろりと舐める。

「いやん、そんなとこ舐めないで……」
「んーん、今回はホント……。もう奈津美さんのこと……、手放さないといけないんだ……」

「う、うぅん……あはぁ……」

 普段と明らかに違う様子の博。
 いつものような表面をなぞる程度の行為ではない。

「やぁん、そんなに……キス、されちゃぁ……、痕が残ります……」

 鎖骨に歯を立て、ちゅうちゅうと吸われると、奈津美の健康的な肌にも赤い丸がちょんと浮かび上がる。

「だって、これしか……ちゅっ……。俺の残せないんだもん……」
「残さないで……、あん、だめぇ……、夫に、夫にばれるからぁ」

 綿パンを脱がされ、ショーツをびりりと脱がされる。
 安物とはいえ、最近買ったばかりのものを破かれるのは辛い。当然のことながら着替えなどなく、帰りもこの頼りないものを着なければならないと思うと憂鬱になる。

 けれど、

「あ…………っ、あぁ……」

 愛撫も無しに挿入されるのは辛い。
 ――彼のを一度舐めてあげたい。そうすればもっと楽に受け入れられるのに……?
 違う。そう、すぐに終われるのよ。そのほうがいいのに……。

「奈津美さんのここ、処女みたいにきつくって、すごく、イィ!!」

 勝手を呟く博は自身の先端から少しずつ我慢汁を滲ませ、緩慢な腰の前後運動を揺るやかに、滑らかにさせていく。

「あっ、あっ、あぁん! あん! あん! あん!あん!」

 ……パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! ……

「ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ!」

 腰を打ちつける音と奈津美の喘ぎ声、博の力む声が重なる。
 奈津美は顔面を布団につっぷさせるが、安物のベッドの固いスプリングは鈍くぎしぎしというだけで、男根はお構い無しに彼女の意識を快楽へと押しやる。


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