『私の咎』-22
「ほら、お湯を流しますよ……」
少しぬるいくらいにしたシャワーを彼のくび元からさーっとかけ、泡を洗い流す。
「ありがと。じゃあさ、今度は僕が奈津美ママを洗ってあげる……」
「え? いいわ。私は自分で洗うから……」
「いいのいいの、任せてよ……」
どうせ逆らったところで、弱みは彼の掌にある。それならばいっそご機嫌をとって今後の交渉を有利にすべき。
そう言い聞かせて背中を向ける。
「奈津美ママ、肌綺麗だね……、すべすべしてる……」
「そう、ありがとう」
博の手の感触が背中を撫でる。彼はスポンジを使っておらず、泡立てたソレで円を描きながら奈津美の身体をさすっていた。
「ん……んぅ……」
「奈津美ママ、苦しいの?」
「んぅ、ちょっと……ね……あぁん」
肩を撫で、背中を撫でる手が、徐々にお尻、太もも、うち腿と感じやすい場所に行くにしたがって、奈津美の中でうずく気持ちがよみがえる。
先ほど十分に満足させてもらったはずの欲求がむくむくと起き上がり、それは特殊な形をした椅子の隙間から手が伸びたとき、堪えられなくなった。
「ああん、そんな、また……お願い……、おねがいぃぃぃっ!」
「奈津美ママのここ、僕のおちんちんいれちゃったでしょ? ちゃんと洗ってあげないとね……ね、ね?」
指がかき回すように動くたびに身体の芯がぶれるようにがくがくと身体が動く。
それが快感であるのは疑うことも出来ず、再び彼に身体を蹂躙されるのが情けなくもあり、なのに期待するところがあった。
「あれ? なんかあふれてきちゃうね。せっかくキレイキレイしてるのに……」
「ごめんなさい、こんな汚れたおつゆたらして……、でも、もう……」
振り向きながら懇願する奈津美だが、肝心なところで言葉がつまり……、
「うん、もうイジワルしないよ……、もっかい気持ちいいことしてあげるから……」
そう解釈されるのも自然な流れ……。
*
バシャ、バシャバシャバシャ!
パンパンパン、ジャッ、ジャッ、
ぁんぁんぁん……、
ゃぁ、ぃぃ
ぃぃのぉ……、
すごぃのぉ……、
きちゃぅぅ……、
ぃくぃくぃぅ……、
ぁ、ぁ、だめぇ……、わたしぃ、ぃ……っちゃ……ぃます……。