『死をもって君に快楽を与える』-7
はと我に返る。
私はまだ死にたくない。
このあいだ16歳になったばかりだし、
将来なりたいものもあるし
好きな人だって………
いろいろと考えているうちに涙が出てきた。
「また泣いてるのですか?
気持ちよすぎてしまいました?」
「ちっちがっう…
わっわたしっまだっしにっしにたっくないっ」
「おやおや。
死にたくないと言われましても…
死神台帳には……」
死神は懐から台帳というものを取り出す。
「ほら
あなたは今日死ぬ運命………っ……?」