投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ピリオド
【姉弟相姦 官能小説】

ピリオドの最初へ ピリオド 29 ピリオド 31 ピリオドの最後へ

ピリオド 後編-6

 ――仕方ない…。

「ちょっと待ってて」

 覚悟を決め、オレはリビングの明かりを消すと亜紀の隣に潜り込んだ。

 当然、背を向けて。

 すると、すぐに冷たいモノが足元に触れた。

「…和哉の足、温ったかい」

 女性と寝て、足先をくっ付けられたことなんて初めてだ。
 しかも、こんなに冷たいなんて。

「姉さん、冷たい足くっつけられたらオレが寝られないよ」

 思いとは裏腹な言葉が口をつく。過去をあれだけ否定しておいて、こんなシチュエーションに引き込むとは。

 ――卑怯だ。

 しかし亜紀は、そんなことに構うこと無く、オレを更に惑わせようとする。

「ねえ和哉、何でむこう向いてるの?」
「何でって…」

 触れる足先、鼻に届く体臭、背中越しに聴こえる呼吸音。
 すべての状況がオレを昂ぶらせて身体は反応していた。

 今振り返れば、それがバレちまう。

「姉さん……これ以上、オレを試さないでくれ」

 ――さもさくば、本当に…。

「和哉…」

 亜紀が囁く。

「お願いだから、顔…見せて」

 むこうを向いたら、またあの頃に逆戻りになってしまう。
 だが、オレは自身の身体を止められずに、気づけば大きな瞳が目の前にあった。

「和哉…」
「…姉さん」

 互いの息が掛かる距離で、亜紀の右手がオレの左手に組みついた。

 次第に息が乱れていく。

「和哉…しよう」
「……」

 云い終わらぬうちに、亜紀はオレの手を取り自らのショーツの中へと導いた。

「分かる?和哉」

 恥丘の柔らかな陰毛の先、亜紀の秘部はすでに熱くなっていた。

「少し濡れてるでしょう…」
「……」
「ねえ、もっと濡らしてよ」

 亜紀はそう云うと、オレの指をさらに奥へと導く。


ピリオドの最初へ ピリオド 29 ピリオド 31 ピリオドの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前