『愛を写す、君を愛すC』-1 思い返してみると 朝の出来事は 僕にとっていい薬になった。 結局 気まずい空気が流れてしまって 僕は保健室に逃げたのだが ベッドに横になったとたん 眠りにつくことができた。 山本ユリカを撮るということは 突発的な決意だったが 自分の中で腑に落ちていたらしい。 昨日 あんなに頭を駆け巡っていた 雑誌のコメントは すっかり忘れていたのだ。