投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『愛を映す、君を愛す』
【学園物 官能小説】

『愛を映す、君を愛す』の最初へ 『愛を映す、君を愛す』 22 『愛を映す、君を愛す』 24 『愛を映す、君を愛す』の最後へ

『愛を写す、君を愛すC』-3

「……寝ぐせ……」

「っ!!」

僕だけにしか聞こえないくらいの
ボソッとした声に驚き
後ろを振り返ると
山本ユリカが立っていた。



「…ビックリさせんなよ。」

僕はため息をつき
寝癖を直しながら
教室に向かう脚を進める。



髪を触られた感じがして
後ろをもう一度振り向くと
山本ユリカの手が僕の方へ伸びていた。


「何?」

「…や、寝ぐせ直ってないから…」

「…だからってさ………。」

「……………。」

山本ユリカは
自分のした行為が恥ずかしくなったらしく
赤面してうつむいてしまった。

耳まで赤くなってしまったというのが
一目でわかるくらいだ。


『愛を映す、君を愛す』の最初へ 『愛を映す、君を愛す』 22 『愛を映す、君を愛す』 24 『愛を映す、君を愛す』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前