『愛を写す、君を愛すB』-4
枕となってしまっている雑誌は
最新号の月刊カメラ雑誌だった。
昨日、僕の家に届いたやつと同じやつだ。
なんで山本ユリカはこの雑誌を持って
僕の席で寝ているのか。
全く理解ができない。
まずは熟睡しきっている山本ユリカを
起こすこととする。
「・・・おい。山本。起きろよ。」
声をかけてもビクリともしない。
「・・・山本。」
肩のあたりをゆさぶってみても
起きる気配がない。
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