『愛を写す、君を愛すB』-3 教室につくと 昨日と同じ光景が目の前に広がった。 昨日の放課後同様、 誰かが僕の席に座っていた。 いや正確にいうと 今日は誰かが僕の席で寝ていた。 自分の席で寝ろよと思いつつ 席に近づくと 僕の席で寝ているのは 山本ユリカだった。 雑誌を枕にして 無垢な顔をして寝ていたのだった。