『愛を写す、君を愛すB』-2
ズボンのポケットからバイブが伝わってくる。
携帯を見るとさっきのセンパイから
メールが届いていた。
「おはよう!
昨日はすごくよかったぁvvv
今日も放課後どうかな?
夏休みでしばらく会えなくなるし・・・
いつもの場所で待ってるね!
」
さっきすれ違った時の態度とは
全く異なる内容のメールだった。
いつもであれば
たいして気分が乗らなくても
OKをしてしまうところだが
今日はそんな余裕はない。
後で断りのメールを打とうと決めて
とりあえず教室へ向かう。