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『愛を映す、君を愛す』
【学園物 官能小説】

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『愛を写す、君を愛すA』-9

「すごくすごくキレイです。
色も構図もすごくイイ。
やはり大賞をとるだけはあります。
今回も審査員満場一致で彼の写真を選びました。
ですが、もし酷な言い方をすれば、だたキレイなだけです。
何かが足りません。何かが・・・
ここではその何かを明かしません。
しかし、何かを得るためにはポートレートを撮ってみたら
いいのではないでしょうか。
彼が撮ったポートレートを見てみたいという意見もありました。
彼の写真に今後も期待しています。
−−−−−−−−−−−−−−−編集長Y」



コメントを読んだ僕はショックを受けた。
大賞をとれた喜びと安心感は
すぐにどこかにいってしまった。


「ただキレイなだけ」
この言葉が僕の脳内でこだまする。


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