『愛を写す、君を愛すA』-6
山本ユリカの真っ赤な顔をみて
僕の胸はズキンとした。
そんな僕にはおかまいなしに
山本ユリカは慌てて弁解してきた。
「ちっっっちがうの!!!ストーカーじゃなくて!!
その・・・!わたし・・・!!」
「・・・・・・。」
「わっ・・・わたしを撮ってほしいのっっ!!!!!!」
「・・・聞きたくない。」
「え?」
「・・・聞きたくないんだよ。」
「・・・・・・。」
「俺、人に邪魔されたくないって言ったよね?」
「・・・ぅん。」
「山本さんは俺を邪魔しようとしてると思うんだけど。」
「そっそんなことないっ!」
「でもさぁ!」
「!」
「俺のこと利用しようとしてんじゃん。」