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SEXの条件・学級委員長 川崎静奈
【学園物 官能小説】

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SEXの条件・学級委員長 川崎静奈 最終話-5

何か様子がおかしい―――。


前回と違って男の態度がやけにしつこいのが気になった。


この男は何か企んでいる。
絶対に車に乗ってはいけないと本能が警告していた。


「ヤダっ……!」

「いい加減静かにしないと、痛い目見るぜ」


バタバタともがく身体を軽々と抱え上げられ、後部座席へ突き飛ばされるような形で強引に身体を押し込まれた。


暗い車内に立ち込めるタバコと芳香剤の不快な臭いに吐き気が込み上げる。


「いやっ……!」


一刻も早く逃げ出そうと身体を起こしたその時、背後から何者かに身体を抱きすくめられた。


「……な……っ……!?」


思いもよらない展開に、一瞬頭が真っ白になる。


――――誰!?


もがきながら後ろを振り向くと、誰も乗っていないと思っていた薄暗い奥の座席に、見たこともない男が座っていた。

やたらに派手な柄のシャツを着たその薄汚い男が、ニタニタと笑いながら私の身体を押さえつけている。


――これって……ヤバい……よね?


この段階になってようやく、私はこれから自分の身に起きるであろう最悪の事態を悟った。


今すぐにでも車を飛び出したかったが、背後は見知らぬ男に阻まれ、前からは金髪男が迫ってきていて、もはやどちらに逃げることも出来ない。


狭い後部座席の真ん中で、私は二人の男に挟まれて身動きが取れなくなってしまった。


「……お願い……帰らせて……」


すがるように目の前の金髪男を見たが、全く取り合ってくれそうにない。


「いいから……大人しくしなよ」


バン!という音とともに車のドアが閉まり、息苦しいような圧迫感が小さな密室を支配した。


「……イヤ……降ろして……降ろしてよっ」


「……こんなに震えちゃって。かわいそうになぁ……クックックッ」


柄シャツ男が面白そうに笑いながら、制服の中に手を突っ込んできた。


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