Rebellious-5
「…はあ…あ…」
余韻の吐息が久美の口から漏れた。その時、再び三田は腰を突き動かした。
「ちょっ…あんッ!待って、み、三田…アアッ!」
自らのモノと三田のモノが混ざり合い、深く抉られる度に先ほどより快感が高くなる。
「三田君ッ!…あんッ!あんッ!」
「先生ッ!先生ッ!」
2人はベッドに横たわり、互いに抱き合った。
もう、久美には背徳感は無かった。
両腕を回し脚を絡めて、三田の出す精液を欲していた。
「先生ッ!あああッ!」
「いいわッ!来てッ!ああッ!」
久美は2度目の射精を膣内で味わった。
それは彼女自身、目も眩むような無重力感を覚えた日だった。
ひと月後。
「それじゃあ、もう1度ッ。今度は裏拳を使ってッ」
下から見つめる女生徒の目。壇上にはいつものように、久美と三田が組み手をしている。
「あッ!」
久美の裏拳が三田の頬にヒットした。思わず、気まずい雰囲気が堂内を占めた。
「だ、大丈夫ッ?」
倒れた三田に久美が駆け寄った。
「すいません。受け手が出来なくて…」
三田は痛みに耐えながら身体を起こした。
「怪我は?頬は大丈夫」
久美がすまなそうに訊いた。
「…なんだか、下腹部が痛いですね」
三田がそう云って微笑むと、
「…まったく…この子ったら…」
久美も笑った。その顔はわずかに上気し、妖しく輝いていた。
…「Rebellious」完…