神秘〜始まりの詩-1 淡い謎が注がれる。 神々の御手の中に隠されていた秘密が零れ落ちる。 姿を変えて流れ行く、 光に混ざり、空へ漂い、風と旅し、 水に溶け、大地に溶け、 万象に深く沈む。 浮かび上がるときは稀で、 母なる自然物や 優美な獣の上に現れることもあれば、 無二の者の愛や歌、 全ての幼子の微笑の上に煌めくこともある。 私はあの刹那で消える謎を読み解き、 拙い詩句でそれを綴る。