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胎児の遺言
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胎児の遺言-3

テルとは彼氏彼女の関係になる前にキスをした。

そのキスは今まで私が経験したことのない、とろけるような甘いキスで。

だから私はテルとキスしてるうちに頭がボーっとなって、もう夢中でテルの舌を受け入れるので精一杯。

挙げ句の果てにはその流れでラブホに行き、結局はテルと最後までしてしまった。



テルの陽に灼けた浅黒い胸やぺたんこのお腹があまりにも眩しくて、直視出来なくて。

抱き寄せる腕の力が強いことにも、必要以上にドキドキしてしまった。

テルは私の胸を気に入ってくれて「」ははちょっと頼りなかったけれど、あれは私が知ってるあれよりもずっと大きくて、中に入る時あそこが広がって痛くて、キスみたいに気持ちよくなかった。

けどテルが会う度にしたがるから、結局はした。

それはラブホだったり、テルがどっからか借りてきた車だったりした。

ゴムを付けたことは1度もなくて、最後はいわゆる外出しというのをしてた。

ううん、ほんとは初めての時、テルはゴムを付けてくれようとしたんだけど、それは小さくて入らなかったから、結局は生ですることになったのだ。

それが正式な避妊法じゃないことは妊娠したあと病院に行って、先生に教えてもらって初めて知った。





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