イケナイ関係!!-9
――やばい、あれが出る。
布団にこすり付けることよりもずっと気持ちがよいイジメ。
ぎゅっと唇を噛み、痛みと快楽で爆発を抑えるも、「どう? どうなん?」と上ずった声でささやかれると理性がこらえられそうにない。
「ゆり、ゆりぃ」
目を瞑らずとも、彼女は目の前に居る。その感触は股間から乱暴に伝えられてくる。
「ゆり!」
焦る気持ちが暴発し、彼女の肩をぎゅっと掴んでしまう。
「どうしたん? 痛いでぇ?」
眉を顰めながら、「ん〜?」と首をかしげる彼女。
子供の頃、木にするすると登り、それを下で見ていた翔太への問いかけを思い出す。
悔しくて、それでいて隣に行きたいと思ったあの日のこと。
手の皮が破れても気にせず、彼女の元へと向かう。
「ゆりが、もっと近くに居てほしいから」
掴む手に引き寄せる力を加える。
「へぇ〜、嬉しいこと言ってくれるなぁ……、んなら、もっといいことしてやるわぁ」
間延びした声はわざとだろうか?
普段の彼女ならもっときびきびしゃべり、せっつくはず。
なのに、今の彼女は自分が快楽を楽しむのを待ってくれているやさしさがある。
「えっとなぁ、誤解するなよ? ウチ、誰にでもするわけじゃないでぇ、ショウだからだぞ? ええな? 勘違いするなよ?」
べとべとした谷間からそれを開放すると、由梨絵は「ん〜、ん〜」と口をもごもごさせたあと、目を瞑って大きく口をひらき、よだれでだらだらになった舌を伸ばす。
「あ、あぁ、うぅ……はぁああああ、くぅ!」
男のモノ全体を口で飲み込む由梨絵。
それほど大きいわけではないが、彼女の小さい口にはきついのではないか?
そんなことを考えてでも気持ちを逸らしたい翔太。
そうしないと、今にでも爆発してしまいそうなほど、追い詰められている。
「んんぐ、きゅぽ、ちゅぱ、べろべろちゅばぁ……、んぐちゅ、んぐゆぅ」
行為から目を背けるも耳が音を拾う。
彼女の舌が竿をなぞるたびに例のつゆが出るのを感じる。
――ゆりの中で漏らしてる、俺、最低だ……。
視線をさまよわせたところで、たどり着くのは彼女のもと。